おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス)
耳たぶの下あたり(耳下腺)が痛みをともなって腫れてくる病気で、ムンプスというウイルスの感染によっておこります。基本的には一生に一度しか罹りません。ただし、耳下腺が腫れてくる病気はこれだけではなく、他の病気もあり、特に何度も腫れてくる場合は反復性耳下腺炎といって他のばい菌によってもおこってきます。ムンプスウイルスによるものなのか、他のばい菌によるものなのか、は血液検査をしないと判明しません。おたふくかぜであれば腫れがひくまで1週間ぐらいかかります。

合併症は比較的多く、3-10%に髄膜炎が合併し、難聴や膵臓の炎症を来すこともあります。成人(二次性徴以後)では3割程度の人に睾丸炎を合併し妊娠能力の障害をきたします。

注意すること
頭痛が強く、何度も吐くとき
1週間たっても腫れがひかないとき
熱が5日以上続くとき
耳の下の腫れが赤くなったとき
睾丸やお腹を痛がるとき

何度も腫れる時は血液検査をしておきましょう。

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