新型インフルエンザ 3

新型インフルエンザの感染が広がってきました。現時点でわかっていることについてお書きします。
現時点(9月下旬現在)はどうなの
新型インフルエンザ感染は日本中に広まり、流行期にはいったとされ、和歌山でも患者数は増加傾向です。
学校での集団感染が続いており、小学生や成人に拡大してきています。乳幼児の方はより注意が必要です。
今後はどうなるの
基本的には国民のほとんどの方が感染すると考えられています。ただ感染が広がるスピードをできる限り抑える必要があります。なぜなら急激に感染が拡大すると欠勤者が多くなり会社が機能せず、重症化した人を治療するベットもなくなるからです。できる限り少しづつ少しづつ流行するようにすることが重要です。
罹患したらどうなるの
一般の季節性インフルエンザと大差ない症状のお方がほとんどです。新型の最大の特徴は非常に伝染力が強いということであり自分が感染してもできるだけ他人にはうつさないようにしましょう。
診断は
季節性インフルエンザと同様の迅速診断キットを用います。一般的にはこれ以上のより詳しい検査は現在はおこなっていません。つまり現時点ではA型イコール新型ということになります。
合併症は
肺炎や脳症を合併することがあるとされ、特に重度の肺炎が合併する確率が季節性より高いと言われています。インフルエンザと診断されている方が、咳が強くなり、寝れなくなる、ぜーぜーした息をする、顔色が悪い、息苦しさを訴える、などの場合は再度受診して下さい。
治療は
季節性インフルエンザと同じタミフルかリレンザというお薬を使用します。季節性では使用しないという選択もありましたが、新型につきましては重症化予防のため早期から使用することが望ましい、とされています。
診断されれば5日間、薬を飲み続けることが重要です。
ワクチンについて
テレビや新聞でいろいろな報道がされていますが、新型インフルエンザ用ワクチンを接種することは決定したようですが、実際に和歌山でどのような接種方法になるかは全くの不明です。(10月2日現在)このことにつきましては今後次々と新しい情報が入ってくると思われるので、ここでは言及しません。接種の詳細が決まり次第ホームページなどでお伝えいたしますが、十月中は接種可能であれば他のワクチンを先に接種しておくほうがいいと思われます。

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