熱の頻度とかぜ対策
熱をだすことが多くて心配だ、ということをよく聞きます。
熱をだす病気はほとんどが感染症で、またそのうちほとんどがいわゆる かぜです。かぜはウイルスがのどに炎症をおこして発症するもので、咳や鼻汁を伴います。小児では平均して年6-8回程度罹り、月1回程度でも稀ではありません。特に集団生活(保育所、幼稚園、学校など)したての頃は頻度が高くなりますが1年ほどすると自然に頻度が低下していきます。次の注意点と対策をお読みになり小児科医と相談しながら乗り切りましょう。

注意点(医師と相談のうえ、検査などが必要な場合もあります)
1 熱の頻度が月2回以上あり、1回の熱の期間が長い時
2 熱の時に医師より扁桃腺にうみがついてると言われた時
3 咳や鼻汁以外の症状(耳痛、難聴、関節痛など)を繰り返す時
4 逆に症状もないのに熱を繰り返す時
5 生後6ヵ月未満で発熱を繰り返す時

かぜ対策
かぜに特効薬はなく、生活習慣の積み重ねと予防が大切です。
1 手洗いとうがい(できる年齢なら)
2 規則正しい生活と食事(特にβカロチン-緑黄色野菜やビタミンCを豊富に摂取するとよい)
3 流行している時は人込みを避けたり、マスクをする
4 予防接種があるものは接種しておく

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