おしっこの異常(氈j
おしっこの異常にはいろいろありますが、今月号では尿自体の異常を、来月号では頻尿、多尿、夜尿などについてお話をします。尿自体の異常では症状がでないことがあり、検尿(病院および学校検尿や保健所の検尿など)で指摘されます。尿異常の怖いところは症状がでてしまう頃には病状がかなり悪化していることがあることで、検尿で異常を指摘されれば必ず小児科医の指示にしたがって検査をおこなうようにしましょう。

血尿
目でみてわかる血尿と顕微鏡でしかわからない血尿があります。成人では結石による頻度が多いのですが、小児では腎臓の病気で多くみられます。

タンパク尿
タンパク尿は腎臓の病気で多くみられますが、運動や感染によってもでることがあります。朝一番の尿が鑑別に有効です。タンパク尿は進行すると、むくみや体重増加として症状がでてきます。

糖尿
糖尿はおとなだけの病気ではなく、子供でもみられます。

膿尿
尿の通り道にバイキンがはいった時(尿路感染症といいます)にみられます。風邪の症状もないのに熱を繰り返す時に尿を検査することがあるのはこのためです。乳幼児の尿路感染症は重症になることも多く、入院していただくこともあります。

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