夏かぜ
初夏から夏休みにかけて子供は熱をだすことが多くなり小児科を受診すると医師から 夏かぜと告げられることもあるかと思います。今回は夏かぜについてお話します。

かぜ とは?
かぜというのはウイルスという悪者がのどに炎症をひきおこす病気のことをいいます。ウイルス というのは有名なところでは麻疹ウイルスやインフルエンザウイルスなどがありますが、実際には何百種類もあり、咳や鼻汁のみを引き起こすことも多く、すべてのウイルス名を診断することはできません。

夏かぜとは?
かぜの親玉であるインフルエンザは冬に流行するので、かぜは冬に流行するものと思われていますが、初夏の時期にも流行があります。この初夏に流行するかぜは特徴的な症状や所見が見られることもあるので、これを総括して夏かぜと便宜上いっています。
すなわち夏かぜとは特別な病気ではなく夏に流行するかぜのことです。

ヘルパンギーナ
毎年多くの患者がかかります。高熱がでて、のどの奥に小さな水ぶくれや口内炎ができる病気です。口の痛みが強く食べれなかったり飲めなかったりします。

咽頭結膜熱(プール熱)
高熱とのどの痛み、目が赤くなる病気です。耳の後のリンパ節が腫れたりもします。

手足口病
この病気は夏かぜに含めない先生もいますが、夏に流行します。手、足、口に水疱疹ができますが、おなかや背中にはできないのが特徴です。熱もほとんどでません。

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