検査の豆知識3      
画像検査についてお話します

レントゲン
もっとも頻度の高い画像検査です、エックス線をつかって体の内部を調べます、基本的には骨や水を多く含むものは白く映り、空気は黒く映ります、造影剤というものを使ってより細かく調べることもあります、CTという検査もエックス線を使用しています

副作用は大丈夫?
レントゲンというと妊婦さん(胎児)に対して撮影が禁じられていたり、心配な方も多いと思います、子供は大人よりもエックス線の副作用はでやすいのですが、それでも赤ちゃんでも通常のレントゲン百枚程度では問題ないといわれています、お腹のなかの赤ちゃんでは臓器をつくってる時期にエックス線が当たると設計図がかわってしまうので妊婦では禁じられています

胸のレントゲン
レントゲンの中でも最も多い検査です、小児では肺や心臓の病気を疑う際に撮影されます、撮影自体は1秒以内に終了しますが、その時間は動かない必要があり、抑えて撮影することもあります

腹部レントゲン
腹痛の際に撮影しますが、小児では比較的撮影する機会は少ないです

造影検査
バリウムを飲んで胃の検査をしたり造影剤を注射して腎臓の検査をすることがこれにあたります、小児では頻度の少ない検査です

CT
頭から足まで必要な部位を輪切のようにして調べることができます、時間的には部位にもよりますが子供では数分で終了します、動くと撮影できないため、じっとできない場合は睡眠をさそうお薬を飲んで寝ていただいたくことが必要です、当院ではCTは撮影できません

超音波(エコー)
お腹の中の赤ちゃんのチェックにも使われているのでお母さんも一度は検査を受けられたことがあると思います、小児では主に心臓、肝臓、腎臓などの検査を行う際に使用されます、心臓の検査は心雑音を指摘された時や川崎病の時に、腎臓の検査は血尿、タンパク尿や尿路感染症を指摘された時に行われます、副作用や痛みもほとんどありません、動いていてもある程度検査はできますが詳しい検査をする場合、お薬で寝ていただくことがあります

MRI
CTと同じように必要な部分を断面にしてみることができます、CTと違うのはエックス線を使用せず磁気を使い輪切だけでなくあらゆる角度で断面をみることができるということです、しかし撮影は時間がかかり(20分程度)、動きには弱いという弱点があります、小児では特殊な場合にのみ撮影され、年長者以外ではお薬で寝ていただく必要があります、当院ではMRIは撮影できません

シンチグラフィー
体の中に特殊な薬を注射してその薬が体の中でどのように移動していくかを時間をおって調べていく検査です、使用する薬よっていろんな検査があります、特殊な検査で当院ではできません

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