麻疹・風疹混合ワクチンの接種について
(中学1年生および高校3年生相当での接種について)


20代、30代の麻疹の流行や妊婦さんの風疹感染などがあるためワクチンの効果を長く持続させるため平成18年から麻疹・風疹混合ワクチン=MRワクチン、の接種が1歳と就学前の2回接種となりました。その時は2008年4月現在、小学校3年生以上の方は1回接種のまま取り残されていました。

しかし麻疹の流行が続くため平成20年4月から5年間の暫定処置で中学1年生と高校3年生において麻疹・風疹の混合ワクチンを公費負担により接種することになりました。これにより2008年4月現在高校3年生相当以下の年齢では5年後にはすべての年齢で2回接種が終了することになります。今年中学入学のかたは学校から接種券が配付され、高校3年生相当の年齢では個別に連絡がいくとのことです。必ず接種するようにしましょう。ただし、もし今まで一度も接種されていない方(1歳の時に接種されていない方)は麻疹や風疹に罹る可能性があるため、その年齢まで待たず自費にはなりますが早期に接種するようにして下さい。

19歳以上では公費による予防接種の補助はありません。しかし前述のように19歳以上で流行を認めるため、自費にはなりますが追加接種を受けていただく方がよろしいかと思います。大学などによっては入学後に接種を勧める文章を配られるところもあるようです。40歳以上では過去に麻疹患者との接触が多かったためワクチンの効果が持続している場合も多く、追加接種の必要性は低いようです。(接種されても支障はありません)

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