予防接種受けた後に

すべての予防接種で(重い副作用については次へ

1 予防接種を受けた後、30分ぐらいは具合が悪くなることがあります。
  安静にしてよく観察してあげて下さい。

2 私も昔は「接種したところをよくもんで下さい。」と言ったものですが、
  副反応が強めに出やすいため今は
もまない方がよいとされています。
  注意して下さい。

3 入浴は基本的にかまいません

4 次回の予防接種は今回が
  
  生ワクチン(BCG、ポリオ、はしか、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそう)
  であれば4週以上あけて、
  
  不活化ワクチン(三種混合、日本脳炎、インフルエンザ、B型肝炎)
  なら1週間あければ次の接種は可能です。
  
  しかし、同一のワクチンの場合、例えば三種混合1回目と2回目なら3週間、
  インフルエンザの1回目と2回目なら4週間あけて接種して下さい。

5 その他、気掛かりな症状があれば接種医師に相談して下さい。


個々の予防接種での個別の対応について

BCG

ポリオ

三種混合

麻疹

風疹

日本脳炎

おたふくかぜ

水痘

インフルエンザ

B型肝炎
          
       

BCG
接種したところのぼつぼつが赤く腫れたり、汁がでてきたりしますが心配いりません。清潔に保って下さい。一カ月頃がピークとなり、その後かさぶた様になります。汁がで出続ける、腫れがひどい、一旦軽快したのにまたひどくなったなどの場合は医師に相談して下さい。脇の下のリンパ節が腫脹する場合もありますが、大きく(1cm以上)、痛み伴う場合以外は放置していただいて結構です。

ポリオ
接種後一カ月程は便からウイルスが排出しています、感染の可能性は約500万回に一回程度ですが、便を扱った後は手洗いを厳重にしてください。なお、現在、ポリオの予防接種については混乱しています。
詳しくは次へ

三種混合
24時間以内に発熱をみることがありますが、持続はしません。注射した部位が腫れることがあり、回を重ねるにつれて強くなりますが、関節をこえて腫れたり、痛みが強い場合以外は冷やしてあげるなどの処置でよいとされています。ただ、次回接種時には接種医師に腫脹した旨をお伝え下さい。

麻疹   
接種当日から2-5%の人に発熱や発疹が、また7日目ぐらいから、約20%の人に軽いはしか様の症状(発熱、発疹など)がでますが、2-3日で治癒します。 熱性痙攣をお持ちのかたは要注意ですので、医師の指示をうけて下さい。

風疹
軽い発熱、発疹、リンパ節腫脹などの症状がでることがありますが、最も副作用の少ない予防接種のひとつです。成人では一過性の関節痛がみられます。成人女性では2カ月間は必ず避妊して下さい。

おたふくかぜ
接種後2-3週後に耳の下が軽く腫れることがあります。髄膜炎になること(嘔吐、発熱、頭痛などの症状を認める)があります。

水痘 
ほとんどありません。接種しても約20%の人は水痘にかかりますが、重症化しません。 

インフルエンザ
接種部位が赤くなったり腫れたりする程度で心配ありません。

B型肝炎
ほとんどありません。